今さら聞けない印刷用語集 その6「トンボ」

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今回のテーマは「トンボ」ですが、もはや版下製作の経験のない若いDTPデザイナーやDTPオペレーターの方たちには、「トリムマーク」という呼び方の方が一般的なのかもしれません。

今はアドビのイラストレータなら、フィルタ→クリエイト→トリムマークの選択で簡単に作れますが、アナログ時代の版下では、ロットリング・ペンや烏口(からすぐち)を使ってトンボを引いていました。

このトンボがその後の製版や印刷工程において多色刷りの見当合わせ精度に大きく影響したため、新人のデザイナーやフィニッシャーは、このトンボがきれいに作れたら一人前と言われたものです。(とはいうものの、当時もトンボシールという便利なものもありましたが・・・)

トンボの種類としては、色見当合わせとして「センタートンボ」が使われ、「四角(すみ)トンボ」は、断裁や製本加工の際の仕上げの目印となります。
他に「折トンボ」といって、折加工の必要な印刷の場合、折位置を知らせるトンボもありますが、これは製版作業の段階で消してしまうことがほとんどですので、データ入稿の際には別レイヤーに分けて作成していただくか、データには折トンボを入れずに、データに添付して頂く出力見本に指示を明記してもらった方が良いかと思います。

あと、イラストレータのトリムマーク作成で意外と忘れがちなのが、トリムマークを生成するオブジェクト線の太さです。本来は太さが0pt(0mm)である必要があります。というのもトリムマークは生成されるときに、元のオブジェクトの中央でなく、外側を基準にとるからです。
まあ、仮に2ptの線の太さのオブジェクトに対してトリムマークをつけても誤差は1ptですから、よほど太い線指定のオブジェクトにつけない限りは、断裁の精度との比較から考えても全然問題はないのですが、出来れば普段から0ptで作るクセはつけておいた方が間違いはないと思います。

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からふね屋

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。