今さら聞けない印刷用語集 その5「付け合わせ」

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ほとんど忘れた頃に久しぶりの「今さら聞けない印刷用語集」ですが、今回のテーマは「付け合わせ」です。

これも一般の方にはあまり耳慣れない用語かもしれませんが、通常A4サイズを印刷する場合は、菊判(もしくA判)の紙の全紙に8丁付け、あるいは半裁(全紙の1/2)に4丁付け、4切(全紙の1/4)に2丁付けなど、印刷機械の大きさと印刷数量の兼ね合いに合わせて、1枚の紙に同じ絵柄を複数同時に印刷します。

ところがA4サイズのものを同時に2種類印刷する場合には、普通はこれらの工程を種類ごとに2回繰り返すのですが、もしこの2種類が紙質・紙厚・色数・刷り色のすべての条件が同じであれば、1枚の紙に2種類の絵柄をいっしょに付けて印刷することによって効率化をはかることができ、このことを「付け合わせ」と呼んでいます。

例えばXというA4サイズの印刷物を10,000枚印刷するときは、菊判(もしくA判)の全紙に8丁付けたものを印刷機に1,250枚通しますが、XというA4サイズの印刷物を10,000枚とYというA4サイズの印刷物を10,000枚同時に必要な場合は、前述の作業を2回繰り返すより、菊判(もしくA判)の全紙にXを4丁とYを4丁「付け合わせ」て2,500枚印刷する方が価格的に得になります。


なぜなら、印刷の通し数は2種を別々に印刷しても付け合わせてもどちらも合計で2,500枚ですが、印刷基本料や印刷用の刷版の数が付け合わせにすると半分で済むからです。(他に予備紙の枚数も若干少なくて済みます)

ここでご紹介したのはほんの一例で、ほかにも3種、4種またそれ以上を同時に印刷する場合や、場合によってはサイズの違うものや数量の違うものを「付け合わせ」することもできます。
ただしケースバイケースで条件が変わってきますので、すべて付け合わせの方が得とは限りません。
ですので実際の案件ごとに発注する印刷会社の営業担当者とよく打合わせされることをお勧めいたします。

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からふね屋

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。