今さら聞けない印刷用語集 その7「塗り足し」

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忘れた頃にやってくる「今さら聞けない印刷用語集」シリーズの第7弾は「塗り足し(ぬりたし、もしくはぬりだし)」です。

前回の「今さら聞けない印刷用語集」でご紹介した四角(すみ)トンボは、通常仕上げサイズを示す内トンボに対して約3ミリ外に外トンボをつけます。
この内トンボと外トンボの間が「塗り足し」のスペースです。

なぜ「塗り足し」が必要かというと、周囲に余白がなく仕上がりサイズいっぱいの印刷物の場合、断裁やトムソンで仕上げ寸法にカットするとき、どうしても仕上がり誤差が生まれてしまうためです。
ですから同じ理由で仕上げサイズから内側3ミリの領域にも文字やオブジェクトなどは配置しない方が安全です。
特に中綴じ製本の場合、厚い紙を使ったり頁数が多いと、表紙部分とページの真ん中部分では、のどから小口までのサイズの差が大きくなるので注意が必要です。

また時々、外トンボよりはるかに外まで「塗り足し」をつけた原稿を入稿される方がおられますが、この場合は外トンボの大きさでクリッピングマスクを作って、外トンボ以上に塗り足しがはみ出ないようにデータを作成してください。
なぜなら、実際に印刷する時は同じデータを多丁付けする場合がほとんどですので、塗り足し部分が外トンボよりはみ出ていると隣の丁付けのオブジェクトに干渉する恐れがあるからです。

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からふね屋

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。