京都印刷発祥之地 記念碑建立

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このたび、弊社も組合員として名を連ねている京都府印刷工業組合が、明治24年(1891)に申合組合として結成されて今年で120年になるのを記念して、京都で初めて近代印刷業として開業された「點林堂(てんりんどう)」(烏丸三条上ル場之町)の跡地近辺ということで、京都市中京区の地下鉄烏丸御池駅構内の南側改札口近くに京都印刷発祥之地の記念碑を建立しました。

さる5月24日に記念の除幕式が行われたのですが、実際記念碑が建っている場所は改札口の中の東西線と南北線の連絡通路付近にありますので、東西線をご利用で、南側改札口から出入されている方でないとご存知ないかもしれません。



石碑は活字をイメージして反転した文字で刻まれています。



日本おける近代的な活版印刷は、明治二年に日本印刷の祖、本木昌造によって長崎で実現されました。その後本木の弟子が大阪に続き京都に開業したのが「點林堂」だそうです。
ところで今回「點林堂」をネットで検索すると、三条通柳馬場東入ルに「點林堂」があったという記述が散見できました。

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林蘊蓄斎の書物な日々

しかも今の建物も最近まで印刷所であったとも書かれています。
一方京都府印刷工業組合によりますと、『印刷が初めて行われた場所は諸説あるものの、京都市などの協力を得て調査した結果、烏丸三条北側に明治3年開業した「點林堂」が最も有力である』ということになったそうです。
ということは、創業の地は烏丸三条上ルで、その後三条通柳馬場東入ルに移転して最近までは営業されていたのでしょうか?
もしご存知の方がいらっしゃったらお教えください。

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コメント(2)

『西京人物誌』(明治十二年)に掲載されている點林堂の住所は「上京区第二十八組烏丸三條北」です。『西京人物誌』は京都府立資料館に所蔵されています。また『新撰京都叢書第9巻』(臨川書店)に復刻されています。朗文堂『タイポグラフィ学会誌 01』に春田ゆかり「京都點林堂(てんりんどう)と山鹿(やまが)家をめぐって― 本木昌造の流れをくむ京都最初期の近代活字版印刷所 ―」が掲載されているようです。

sumus_co様、コメントを頂きありがとうございます。いつもブログ拝読しております。やはり最初は烏丸三条あたりだったのですね。
それにしても臨川書店さんも朗文堂さんもよく存じ上げており、何か縁を感じます。どちらの資料も是非目を通したいものです。

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株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。