印刷屋は電子書籍の夢を見るか?

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i-Padが日本で発売されて早1ヶ月が経とうとしていますが、私のまわりでもユーザーをちらほら見かけるようになりました。
17年来のMac ユーザーでi-Phoneユーザーでもある私ですが、正直、最初はi-Phoneを大きくしただけじゃないか、と少し斜に構えた見方をしていたのですが、今ではかなり食指を動かされています。
というのも、先日友人に少し触らせてもらったり、ネットやTVなどから得た情報から、これはやはり新しいコンピュータの形であることが徐々にわかってきたからです。やはりスティーブ・ジョブズ恐るべし、まさに彼の前に道はなく、彼の後に道ができます。
そして、このi-Padの登場によって今年は日本でも電子書籍元年とも呼ばれ、われわれ印刷業界が決して見過ごすことのできない大きな波が襲いかかってきているのも事実で、ひょっとするとグーテンベルグ以来の大転換がこれから始まるのかもしれません。
そこでまずは何はともあれお勉強ということで関連書籍を2冊ほど買ってみました。
それがこちら。

電子書籍の基本からカラクリまでわかる本 (洋泉社MOOK)

洋泉社



電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?

田代真人 / インプレスジャパン



いずれも本も、

・キンドルとi-Padのどちらが普及するか?
・電子書籍は安くできる?
・「印税70%の世界」は本当に来るのか?
・書籍、読書スタイルはどうなる?
・著者、書き手はどうなる?
・出版社、出版業界はどうなる?
・書店はどうなる?

など電子書籍のこれまでの流れと現状、先行するアメリカでの状況、これからの日本での普及の可能性などが分かりやすく説明されています。
特に後者は、著者がもともと長く出版業界に身を置き、最近になって電子書籍出版社を立ち上げた人なので、これまでの書籍出版と電子書籍出版の違いや、損益分岐点の考察をもとにどうしたら売れる電子書籍づくりが出来るかについて、さらには、やや身贔屓気味の感は否めませんが、出版社や編集者、さらには取次店や書店、印刷会社など既存システムの今後のあり方を提示しており、いろいろ参考になりました。

とはいえ、まだ縦書きやルビの問題もあり、日本では電子書籍のフォーマットさえ決まっていない状況です。
しかし電子書籍化は我々印刷業界からしても絶対に避けて通れない道なので、今後の動向を常に注視していきたいと思います。

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株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。