デザイン扇子入稿マニュアル

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おかげさまで全国からご注文をいただいているオリジナルデザイン扇子ですが、入稿用のデータ作成の際に普段のフライヤーやポスター、はがきなどと勝手が違う部分があり、せっかく入稿いただいてから、データの修正をお願いするケースも時々あります。

そこで、今回は過去の例などを踏まえて、入稿データ製作の際に注意すると良いことを紹介します。


1,テンプレートデータについて

まず、入稿の際は、必ず弊社から支給させていただくテンプレートデータをご利用ください。
弊社では、IllustratorとPhotoshop形式の、紳士用サイズ(7.5寸)と婦人用サイズ(6.5寸)をご用意しています。
両面印刷をご希望の方は、必ず両面用のデータをご使用ください。
なお、扇子のサイズはメーカーごとに異なりますので、他社の扇子データ作成用テンプレートデータでの入稿には対応できません

llusutratorのテンプレートデータは、ver.8形式で保存されていますが、現在弊社ではPhotoshopも含めてCS4形式まで対応いたしております。

2,カラーについて

カラー形式は必ずCMYK形式でお願いします。
カスタムカラーやRGB形式で入稿された場合は、弊社でCMYKに変換いたします。
その際、CMYKを超える色域の色は再現は不可能ですので予めご了承ください。

オンデマンド印刷の場合は、刷り色はプロセスカラーに限定されます。
オフセット印刷をご希望の場合は、金・銀刷りを含めた特色印刷にも対応可能です。


3,レイアウトの位置と範囲について

データの中身は、いくつかのレイヤーに分かれていますが、基本的に画像やテキストは、「加工中の扇面サイズ」(下図のブルーと白部分)というレイヤーの扇面の形の範囲内にレイアウトしてください。
ただし、最終的に扇子に仕上がったときは、「完成後の扇面サイズ」(下図の赤線内)までしか図案は残りませんので、そのつもりでレイアウトしてください。
【お仕立て上がりイメージ】というレイヤーをONにしてもらうと、最終仕上がりサイズで切り抜いた形のデザインがご確認いただけます。

男扇説明用.jpg

ただし、「完成後の扇面サイズ」は、製造工程が職人の手作業であるがために、あくまでも目安のサイズとなります。
特に上下の位置は、数ミリほど誤差が生まれるものとお考えいただいた上で、デザインしてください。

bat001.jpg

ほかに「30間の折型」というレイヤーがあり、扇子になった時の折位置(実線が山で破線が谷)を示していますが、これもあくまでも目安とお考えください。
実際は職人が一折ずつ手作業で折っていますので、紙の伸縮の関係もあり1本1本微妙に折位置や折幅が異なってきます
従って、折の線に沿ったデザインされても出来上がりの折の線とは位置がずれるとお考えください。


7530_nuki.jpg

さらに上図の濃いブルーの部分は、扇子に仕立てる時に親骨に貼られる部分になりますので、社名ロゴなどの名入れはこの濃いブルーの位置より内側でお願いします。


4,デザインの注意点について

7530_hira.jpg   7530_ori.jpg


デザインは平面で行いますが、実際に扇子は折加工があるため仕上りは「立体」になります。
そのため平面でデザインしたオブジェクトが少し違った形に見えることがあります。

具体的には、デザインによっては上図のように折加工のために平面で見た時よりオブジェクトの横幅が短く見えることがあります。
場合によっては10〜20%ほど平体に変倍したほうが良いケースもあります。

また扇子は独特の形状や折りの影響を受けるため、文字やデザインオブジェクトは画面に対して  垂直や平行にレイアウトすることはさけて、扇子の曲線に添った形で配置していただくと、  仕上がったとき比較的ひずみのない美しい体裁になります。  

rayout.jpg


その他にも、いろいろ注意すべき点が多々ありますので、出来れば納期には充分余裕をみていただき、入稿前に事前に弊社にデザインを送っていただき問題がないかご確認いただくことをお薦めいたします。


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株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。