印刷用紙事典 モフル

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先週は、河道屋のれん会の節分年越しそばのお手伝いで忙しく、ブログが更新できませんでした。
二週間振りの今回は、昨年10月に販売開始された王子エフテックス社のモフルという紙の新商品の紹介です。

実は、この紙は昨年このブログでご紹介したエフテックスエキシビジョンという平和紙業さんが主催する紙の展覧会で発表され、そのときに見本などもいただいていたのですが、ご紹介のタイミングを逃してしまい、いまさらの記事になりました(苦笑)

このモフルは、かわいい動物の毛並みのように優しく、温かみのある風合いと手触りが特徴で、指先でそっとなでてみると、「モフモフ」とした体を触っているみたいな感じがする、というのがメーカーの売り文句です。
銘柄名は、その「モフモフ」した感触と、紙に縦の目を付ける毛布に由来しているそうです。

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確かに実物を見ると、最近の紙の新商品の傾向であるナチュラル指向の温かみを感じさせるソフトな風合いで、紙色の名前も女性に好まれそうなお菓子のようなファンシー調の名前が付けられています。

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また、表面と裏面で紙のテクスチャが違うのも特徴のひとつで、表面はいわゆる地合いくずしのモヤっとした質感で柔らかさを強調し、裏面は毛布でつけたというこちらの柔らかなレイド(簀の目)模様が入っています。

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さらに、これも最近はやりの嵩高で低密度の紙なので、薄物は微妙に透け感があり、かつ斤量メリットもあるので見た目のナチュラルな印象とマッチした環境にやさしい紙だとも言えます。(FSC®認証紙)

紙のバリエーションは、斤量が、60kg、90kg、110kg の3種類、色は、ミルク、バニラ、セサミ、キャラメル、ショコラ、シトロン、ペシェ、ソルベ、ローズ、プルーン、ピスタチオの11種類(但し110kgはミルクとバニラのみ)です。

用途として考えられるのは、60kgの厚みなら包装紙や便箋・一筆箋・メモ帳など、90kgは本の見返し、封筒と便箋のレターセットなど、110kgなら名刺やショップカードも可能だと思います。


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株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。