【制作実績紹介】津軽塗とコラボの千鳥うちわ

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京都は7月で祇園祭は終わりましたが、今全国各地ではそれぞれの地域で夏祭りが真っ盛りの季節です。
夏祭りにはうちわが欠かせないアイテムですが、今年も弊社では夏に向けてオリジナルうちわの制作をいくつか承りました。

その中で今年の確かゴールデンウィーク前後だったと思いますが、青森の方からオリジナル団扇についてのお問合わせの電話を1本いただき、その後何回か電話とメールでやりとりをさせていただき、最終的に上の写真の千鳥うちわを制作させていただきました。

ただ、いつもと少し違ったのは、最初のお問合わせのときまず尋ねられたのが、和紙を支給して印刷からお願いしたいが可能か、という質問で、聞けば、最終クライアントの要望で、青森特産のりんごの搾りかすから作った和紙を使いたいとのことでした。

実際に紙を見てみないと何とも言えないが、紙質によってはオンデマンド印刷機では印刷できないので、シルクスクリーン印刷での対応になる旨をお伝えしたところ、実際に使用したい紙のサンプルを送っていただくことになりました。

送っていただいた紙サンプルをみたところ、その前の電話でのやりとりから大体想定はしていたのですが、やはりオンデマンド印刷機では難しいとの判断を下し、シルクスクリーンで印刷可能なデザインであることを確認した上で、別途お見積りを提出してご承認いただきました。

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もうひとつ驚いたことに、うちわの持ち手の柄の部分をうちわに組み込まずに、先に送ってもらえるか、と聞かれ、どうするのかお尋ねしたところ、送った柄に漆塗りを施してからうちわに組み込むということでした。

弊社が扱っている千鳥うちわの柄の部分は焼杉でできているのですが、本当にそんなことが出来るのですか?とお尋ねしたら、過去に実績もあるとのことでしたので、言われるままに先に柄を送らせていただきました。

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その後、本番の紙を送っていただき、シルクスクリーンで印刷後、千鳥うちわ(の柄無し)に仕立て、簡易団扇立てを添えて無事納品したところ、後日ご丁寧に化粧箱に収められた漆塗りの柄もついた見本をお送りいただきました。

こうして、京都の伝統工芸である京うちわと、青森で江戸時代から伝わる「津軽塗」、さらには特産のりんごの搾りかすを活かした和紙のコラボから生まれたオリジナリティ溢れるうちわが出来上がりました。

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仕様
サイズ:約210×300mm(柄部分含む)
印刷:シルクスクリーン印刷 (表2色/裏1色)
加工:千鳥型 京団扇仕立
柄 :津軽塗(杉)=クライアントにて加工
付属品:簡易団扇立て

製作
デザイン:クライアント支給(テンプレートデータ使用)
印刷・団扇加工管理:株式会社からふね屋
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からふね屋

株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。