1927年の活字見本帳の最近のブログ記事

少し前に8回に分けてご紹介してきた弊社の「1927年の活字見本帳」ですが、何かの形で皆さんにも手にとって見てもらえないかといろいろ考えた結果、一部の抜粋にはなりますが綴り型のポストカードとして復刻、販売することになりました。

原本からセレクトしたページをスキャンしてデータに取り込み、6枚綴りのポストカードにデザイン・レイアウトしてオフセット印刷、仕上げには切り離したときのミシン目の断面がスムーズになるよう、マイクロミシンという加工を採用しました。

出来るだけ多くのページを見ていただきたいので、6枚綴りのポストカードを二種類用意して、それぞれ表紙の色を少し変えて、青版と赤版と名づけました。


postcard2011-blue-00.jpgpostcard2011-blue.jpg青版



postcard2011-red-00.jpgpostcard2011-red.jpg赤版


この商品はGALLERY&SHOP唐船屋の店頭とオンラインショップでお求めになれます。
詳しくはこちらをご覧ください。

関連エントリー



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選


8回に渡って弊社の1927年製の営業用印刷見本帳をご紹介してきましたが、いよいよ今回が最終回の「欧文書体編」です。

この見本帳には欧文書体の種類が非常にたくさん用意されています。
活版印刷の場合、文字を組むためには大量の活字が必要になりますが、文字の種類が膨大な和文にくらべて、欧文書体は1つの書体で必要な文字数が絶対的にすくなく、当時もその分書体のバリエーションはたくさん持つことができたのだと思います。

それでは、今回も全種類の書体を見ていただこうと思います。

KRbook1927_061.jpgKRbook1927_062.jpg

KRbook1927_063.jpgKRbook1927_064.jpg

KRbook1927_065.jpgKRbook1927_066.jpg

KRbook1927_067.jpgKRbook1927_068.jpg

KRbook1927_069.jpgKRbook1927_070.jpg

KRbook1927_071.jpgKRbook1927_072.jpg

KRbook1927_073.jpgKRbook1927_074.jpg

KRbook1927_075.jpgKRbook1927_076.jpg

KRbook1927_077.jpgKRbook1927_078.jpg

KRbook1927_079.jpgKRbook1927_080.jpg

KRbook1927_081.jpgKRbook1927_082.jpg

KRbook1927_083.jpgKRbook1927_084.jpg

KRbook1927_085.jpg


KRbook1927_086.jpg



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

いつの間にか7回目まできてしまった弊社の1927年製「営業のしおり」の紹介ですが、今回は挿絵用イラストのページをご覧いただきます。
どの絵も大正から昭和初期の香りを伝えるようなレトロ感溢れるものばかりですので、今回も全ページの画像をアップします。

KRbook1927_045.jpg


KRbook1927_046.jpg


KRbook1927_048.jpg


KRbook1927_049.jpg


KRbook1927_050.jpg


KRbook1927_051.jpg


KRbook1927_052.jpg


KRbook1927_053.jpg


KRbook1927_054.jpg


KRbook1927_055.jpg


ところで今ご紹介した画像の中で3番目のページにはからふね屋のマークを彷彿とさせるような船のイラストがいくつかあるのですが、その中でも

KRbook1927_047.jpg

このイラストとまったく同じ絵が、ノーベル書房より昭和50年ごろに出版された「竹久夢二・誌画集シリーズ」の表紙に使われているのです。

KRbook1927_056.jpg


KRbook1927_057.jpg


この本は、弊社の社員がたまたま古本屋さんで口絵に「唐船屋」と屋号の入った絵が載っていたので買ってきたものですが、

KRbook1927_060.jpg


何度かご紹介しているように、からふね屋という名前の由来は弊社初代社長・堀尾幸太郎が、一時京都に在住していた竹久夢二と親交があり、それで彼の絵の中にある屋号を社名にしたと伝え聞いているのですが、そうするとこの見本帳の中のイラストも何点かは竹久夢二の絵である可能性が高くなってきました。
またそう思って見てみると、同じころ京都で活躍された小林嘉一風に見えるイラストもあり、想像は膨らむばかりです (^_^;

件の絵も船の左右にあるGとYのイニシャルは何を意味しているのかなど、不明なことばかりですが、夢二の研究家の方にもこの見本帳の絵を見てもらったりしていますので、また何かわかったらこのブログで紹介します。



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

弊社製作の1927年の活字見本帳から今回は「装飾花形・飾り罫」のページをご紹介します。
オフセット印刷の時代と違って、活版印刷はデザインワークとしては出来ることが限られていましたが、そんな中で装飾花形や飾り罫はデザインにアクセントを付ける上で重要なアイテムだったと思います。
どれもこれも美しい花形や罫線ばかりなので、少し画像点数は多くなってしまいますが、全ページを掲載します。
個人的には最後の載っている指差しの花形がお気に入りです。


KRbook1927_037.jpg


KRbook1927_038.jpg


KRbook1927_039.jpg


KRbook1927_040.jpg


KRbook1927_041.jpg


KRbook1927_042.jpg


KRbook1927_043.jpg


KRbook1927_044.jpg

次回は、挿絵・イラスト編を紹介しますが、ちょっとしたサプライズもあります。
ご期待ください。




にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

前々回の「明朝体」、前回の「ゴシック体」に続き、今回は弊社1927年製「営業のしおり」から「楷書体」「草書体」「隷書体」を紹介します。
ゴシック体編でも述べていたように、この見本帳が作られた当時は書体は明朝体とゴシック体のみでほとんど構成されていたようで、ここに紹介する「楷書体」「草書体」「隷書体」まで揃えている印刷所は比較的少なかったようです。
特に「草書体」はかなり文字をくずした書体のため、読める人が限られていて、現代のデジタルフォントでもほとんど見当たらず、非常に珍しい書体だと思います。

ちなみに「楷書体」は二号から六号まで、「草書体」と「隷書体」はそれぞれ二・三・五号が掲載されています。
いずれの書体も活字書体がもともとは書き文字から起こされたものであることを色濃く感じさせる美しいフォルムで、現代のデジタルフォントとは明らかに一線を画しています。

KRbook1927_031.jpg



KRbook1927_032.jpg



KRbook1927_033.jpg



KRbook1927_034.jpg



KRbook1927_035.jpg



KRbook1927_036.jpg



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

今回は弊社の1927年製活字見本帳「営業のしおり」からゴシック体を紹介します。

そもそもゴシック体は欧文のサンセリフ体の影響を受けて生まれた比較的歴史の浅い書体ですが、活字全盛の時代には、ほとんど明朝体とゴシック体のみで文字は組まれており、その中でも明朝は本文用、ゴシックは見出しや強調用にと使い分けられており、その流れは書体が多様化した現在でも引き継がれています。

そんな中で弊社の見本帳にはゴシック体と丸ゴシック体の2種が、それぞれ初号〜七号まで掲載されています。
いずれも活版印刷の特徴と相まって、現代のゴシック系の文字以上に力強さや迫力が感じられる書体です。

KRbook1927_025.jpg


KRbook1927_026.jpg


KRbook1927_027.jpg


KRbook1927_028.jpg


KRbook1927_029.jpg


KRbook1927_030.jpg




にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

弊社の1927年製「営業のしおり」のご紹介も早3回目、今回からはいよいよ活字の書体見本のページをご覧いただきます。
当時使っていた活字がどのメーカーさんのものか残念ながら記録には残っていないのですが(下の画像をみてわかる方がいらっしゃったら是非ご一報ください)、おそらくこの時代の活版印刷工場としてはかなり豊富に書体は持っていたのだと思われます。

それではまず明朝体からです。
明朝体は初号〜7号まで見本帳に掲載されています。

KRbook1927_016.jpg


KRbook1927_017.jpg


KRbook1927_018.jpg


KRbook1927_019.jpg


KRbook1927_020.jpg


KRbook1927_021.jpg


KRbook1927_024.jpg


KRbook1927_023.jpg


KRbook1927_022.jpg


例文に漢詩や小説、随筆、短歌など号数ごとに異なるコンテンツを使うなどなかなか凝っています。
またいずれの文字組も非常に美しく、印刷ムラやかすれ、凹みなどもみられず、印刷職人の技術の高さが見受けられます。

次回はゴシック体をご紹介します。



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

前回に引き続き最近手元に戻ってきた弊社の1927年製の「営業のしおり」をご紹介します。
今回は前半部分に掲載されている製版見本のページを紹介します。
当時の版は当然凸版であり、亜鉛や銅版を感光・腐食して作ったものです。

まずは三色分解のカラー印刷、いわゆる原色版印刷の見本です。

KRbook1927_007.jpg


KRbook1927_008.jpg

スキャナーなどない時代ですから、色分解フィルターを使いながら分色版を作って製版していました。

次は同じく二色分解です。

KRbook1927_009.jpg

KRbook1927_010.jpg

続いてはモノクロ写真の150線見本です。
ここでは紹介しませんが、他に133線と60線の見本も掲載しており比較できるようになっています。

KRbook1927_011.jpg

KRbook1927_012.jpg


これは網点を含む写真凸版の見本ですね。

KRbook1927_013.jpg

最後はおそらく線画の凸版だと思うのですが、「木口ツキ彫(電氣版)」という説明が書かれています。
ちょっと調べてみましたがよくわかりません。ご存知の方がいらっしゃったらぜひご教示ください。


KRbook1927_014.jpg

KRbook1927_015.jpg

次回はいよいよ書体見本の紹介です。ご期待ください。




にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

弊社は今年で創業90周年を迎えましたが、実は創業当時を伝えるような資料はほとんど残っていないのが実状です。
そんな中で唯一といってもいいものがこの1927年製の「営業のしおり」です。

KRbook1927_001.jpg

この冊子はもっと早くご紹介したかったのですが、実は何年も前からさるところへお預けしていて、それがようやく帰ってきたので、今回早速にご披露します。

この「営業のしおり」は、いわゆる印刷見本帳のようなもので、おそらく当時のお得意先様などに配ったものだと思われます。
中身は書体見本、2色分解や3色分解の写真製版見本、写真線数見本、カット見本、罫見本などが掲載されています。

少し中身をみていきますと、

KRbook1927_002.jpg

まず中扉です。ここに「1927」と表記されていることからおそらく1927年(昭和2年)製作だと思われます。

KRbook1927_003.jpg

1927年といえば金融恐慌の年として有名で、景気的には良くない時期だと思うのですが、印刷業自体は比較的良かったのでしょうか?それとも景気の悪さへの危機感から新規営業のために作ったのか、今となってはそのへんの事情はわかりません。


KRbook1927_004.jpg

KRbook1927_005.jpg

営業種目など会社概要のようなページです。
弊社の船のマークがほぼオリジナルの状態で見られますし、営業所とある住所は創業の地で、現在会社がある住所は工場となっています。
また営業種目の中に「各種文案の代作」や「意匠圖案の制作」ともあることから、当時から現在に近い営業内容であったことが伺えます。

次回からは、もっとくわしく中身をご紹介していきますのでご期待ください。。




にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

1

からふね屋

株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

からふね屋が運営している「紙と印刷」製品のショップです。

からふね屋の自費出版部門です。

1本からオリジナル扇子をつくることができます

アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。