前回に引き続き、先週末に出張の折に訪れた、東京ビッグサイトで開催の「東京国際ブックフェア」をレポートします。

「東京国際ブックフェア」は、日本最大の本の展示会だそうで、本の仕入れ・注文・購入、著作権取引など、出版社や著者、取次会社に書店、さらには教育関係や図書館など、書籍に関わるあらゆる人達のビジネスの場であるとともに、同時開催の「国際文具・紙製品展」や「販促EXPO2010」などと違って、一般の人も入場することが出来て、尚且つあらゆるジャンルの本が特別価格で購入できる絶好の機会です。

でも今回このフェアで一番活況を呈していたのは、なんといっても主に「デジタルパブリッッシングフェア」のコーナーに出展していた電子書籍関係各社のブースです。
凸版印刷モリサワをはじめ様々なベンダーが電子書籍製作のソリューションを提案していたほか、大日本印刷は、製作だけでなく、取次や販売も含めたシステムの提案を、例年より大きなブースを使って熱心に勧めていました。

そしてその中でも一番注目を集めていたのは、Googleのブースでした。
Googleは今回、Googleブックスの紹介とGoogleエディションの発表を行ったのですが、まずGoogleブックスというのは、出版社(もしくは著者)からGoogleに書籍を一冊提供すると、Google側が、その書籍を全文スキャンして画像として保存、さらにはOCRによりスキャンした全文を文字データとして読み取ることによって書籍の全文を検索できるようにするサービスです。この場合、検索した読者が実際に閲覧できるのは書籍の20%までで、印刷・コピー・保存もできないのですが、出版社のロゴやオンライン書店へのリンクがつくので、書籍の購入促進につながる可能性は充分にあります。
さらにこのサービスを推し進めるのがGoogleエディションというもので、このサービスはGoogleブックスで登録した書籍をそのまま電子書籍として販売できるようにする仕組みなのです。
こうなると、電子書籍のみで出版される場合は別ですが、通常紙媒体で出版した本をわざわざ自社やアウトソーシングを使いコストを掛けて電子書籍化しなくても、Googleに一冊渡すだけで無料で電子書籍ができて、販売できることになります。
確かに、OCRの精度はどうなんだろうとか、文字はいいけれど写真画像は印刷物からスキャンした画像のクオリティが劣化するけど・・・など、いろいろな問題はありますが、今後の電子書籍の方向を大きく左右することは間違いないでしょう。
ちなみにGoogleエディションは日本では、来年ぐらいからサービス開始になる模様です。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選


先週末、お得意先様への出張に掛けて、東京ビッグサイトで開催された「国際文具・紙製品展」「販促EXPO2010」「国際東京ブックフェア」を見てきました。
今回「国際文具・紙製品展」には友人の株式会社藤澤萬華堂さんが出展されていて、そのブースの片隅に、弊社のオリジナル団扇も展示・販売していただきました。

またいくつかの興味深い商材に出会い、今後ひょっとするとギャラリー&ショップ唐船屋にお目見えするかもしれません。
その他にも藤澤萬華堂さんは、今でも機械木版の仕事を扱っておられ、NHKの「美の壺」でも取材されたことがあります。会場のブースではその時の画像も交えて、商品や技術を紹介されていました。
「国際東京ブックフェア」の方は次回レポートします。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

7月1日発売の雑誌『ゆうゆう』8月号の中のゆうゆう編集部特選!Presents(プレゼント)のコーナーに唐船屋オリジナル団扇を今月のプレゼントとして掲載していただきました。絵柄をお選びいただくことはできませんが、抽選で5名様に差し上げますので、ぜひ「ゆうゆう」をお買い求めいただき、奮ってご応募ください。

唐船屋オリジナル団扇の商品一覧はこちら

ゆうゆう 2010年 08月号 [雑誌]

主婦の友社



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

i-Padが日本で発売されて早1ヶ月が経とうとしていますが、私のまわりでもユーザーをちらほら見かけるようになりました。
17年来のMac ユーザーでi-Phoneユーザーでもある私ですが、正直、最初はi-Phoneを大きくしただけじゃないか、と少し斜に構えた見方をしていたのですが、今ではかなり食指を動かされています。
というのも、先日友人に少し触らせてもらったり、ネットやTVなどから得た情報から、これはやはり新しいコンピュータの形であることが徐々にわかってきたからです。やはりスティーブ・ジョブズ恐るべし、まさに彼の前に道はなく、彼の後に道ができます。
そして、このi-Padの登場によって今年は日本でも電子書籍元年とも呼ばれ、われわれ印刷業界が決して見過ごすことのできない大きな波が襲いかかってきているのも事実で、ひょっとするとグーテンベルグ以来の大転換がこれから始まるのかもしれません。
そこでまずは何はともあれお勉強ということで関連書籍を2冊ほど買ってみました。
それがこちら。

電子書籍の基本からカラクリまでわかる本 (洋泉社MOOK)

洋泉社



電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?

田代真人 / インプレスジャパン



いずれも本も、

・キンドルとi-Padのどちらが普及するか?
・電子書籍は安くできる?
・「印税70%の世界」は本当に来るのか?
・書籍、読書スタイルはどうなる?
・著者、書き手はどうなる?
・出版社、出版業界はどうなる?
・書店はどうなる?

など電子書籍のこれまでの流れと現状、先行するアメリカでの状況、これからの日本での普及の可能性などが分かりやすく説明されています。
特に後者は、著者がもともと長く出版業界に身を置き、最近になって電子書籍出版社を立ち上げた人なので、これまでの書籍出版と電子書籍出版の違いや、損益分岐点の考察をもとにどうしたら売れる電子書籍づくりが出来るかについて、さらには、やや身贔屓気味の感は否めませんが、出版社や編集者、さらには取次店や書店、印刷会社など既存システムの今後のあり方を提示しており、いろいろ参考になりました。

とはいえ、まだ縦書きやルビの問題もあり、日本では電子書籍のフォーマットさえ決まっていない状況です。
しかし電子書籍化は我々印刷業界からしても絶対に避けて通れない道なので、今後の動向を常に注視していきたいと思います。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

京都駅ビルの伊勢丹7階にある美術館「えき」KYOTOにて「浮世絵 にゃんとも猫だらけ展」がありました。(2010年7月11日(土)まで)
浮世絵師で愛猫家でもある歌川国芳の版画を中心に約120点の猫をモチーフにした作品が展示されていました。
国芳の猫好きは徹底していたようで、彼の家には猫の仏壇があり、死んだ猫の戒名が書いた位牌が飾られ、猫の過去帳まであったそうです。

国芳ほどではなくとも今も昔も猫好きな人はたくさんいらっしゃるようですね。
ギャラリー&ショップ唐船屋で扱っている商品の中にも猫好きの LUFTKATZEさんの商品を中心にいくつか猫関連のグッズがあります。

Die kleinekleine Karte(ミニミニカード)・die Katze ねこ



誕生日カード(猫&てんとう虫)



栞 ネコ/アライグマ



くろねこと12ヵ月 カード絵本



あと歌川国芳といえば、ギャラリー高野さんの「草紙絵文様ノート」の中にも国芳の浮世絵があったな、と見直してみたら、こちらも一瞬猫にみえましたが、よく見たら仮名読八犬伝の草紙絵なので、犬の絵でした。



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

このたび、弊社も組合員として名を連ねている京都府印刷工業組合が、明治24年(1891)に申合組合として結成されて今年で120年になるのを記念して、京都で初めて近代印刷業として開業された「點林堂(てんりんどう)」(烏丸三条上ル場之町)の跡地近辺ということで、京都市中京区の地下鉄烏丸御池駅構内の南側改札口近くに京都印刷発祥之地の記念碑を建立しました。

さる5月24日に記念の除幕式が行われたのですが、実際記念碑が建っている場所は改札口の中の東西線と南北線の連絡通路付近にありますので、東西線をご利用で、南側改札口から出入されている方でないとご存知ないかもしれません。



石碑は活字をイメージして反転した文字で刻まれています。



日本おける近代的な活版印刷は、明治二年に日本印刷の祖、本木昌造によって長崎で実現されました。その後本木の弟子が大阪に続き京都に開業したのが「點林堂」だそうです。
ところで今回「點林堂」をネットで検索すると、三条通柳馬場東入ルに「點林堂」があったという記述が散見できました。

uakira's fotolife
林蘊蓄斎の書物な日々

しかも今の建物も最近まで印刷所であったとも書かれています。
一方京都府印刷工業組合によりますと、『印刷が初めて行われた場所は諸説あるものの、京都市などの協力を得て調査した結果、烏丸三条北側に明治3年開業した「點林堂」が最も有力である』ということになったそうです。
ということは、創業の地は烏丸三条上ルで、その後三条通柳馬場東入ルに移転して最近までは営業されていたのでしょうか?
もしご存知の方がいらっしゃったらお教えください。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選


せっかく印刷用紙事典というカテゴリーを作りながら、その5「アート紙」以降挫折していたのですが、今回は番外編ということで、私も非常に重宝させていただいている、梅原洋紙店さんの「紙名手配」というサイトを紹介します。
「紙名手配」では主にテクスチャーペーパーを中心にデータベース化されています。テクスチャーペーパーというと業界関係者はだいたい竹尾さんや平和紙業さんを思い浮かべますが、私の場合、紙について調べごとをするときそれらのサイトより、まず「紙名手配」さんにアクセスします。
いちばんよく使うケースは、非常にたくさんある紙の見本帳の中から目当ての紙を探すときどの見本帳に探したい紙が載っているかを調べるときです。他にも見積もりの際に紙の斤量や紙目、それに廃判の確認のためにもしばしば利用しています。

あとデザイナーさんとかにとって便利だと思われるのが、「シャトル検索」という紙の様々な特徴をキーワード化して検索するシステムです。複数の条件を組み合わせたりすることで商品を絞り込むこともできますので、例えば包装紙用の紙でモヤモヤっとした紙とか、機能性とイメージを組み合わせた検索も可能です。

さらに力作なのが、色による検索です。色を168色に分け、色別に配置した図から 希望の色を選び、色のマスをクリックすると、その色の色チップと商品名が表示されます。
その他にもこの原稿を書くのに改めてアクセスして気付いたのですが、「ケータイ紙名手配」というサイトも用意されていて携帯電話からもデータベースにアクセスできるようです。

最近はどこでも印刷予算がどんどん削られているため以前にくらべると紙質にこだわることが少なくなりましたが、是非このサイトを積極的に利用されて、お目当ての紙を探してみてください。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選



今年も東京ますいわ屋様のウェブサイト内のゆかたコレクションページの製作し、先日無事アップしました。今年のテーマはズバリ「古典柄」。
「注染」「摺り友禅」「絞染」といった伝統的な技法から生まれた新作ゆかたが出揃いました。
また、昨年に引き続き、ゆかた+帯+下駄の3点セット¥15,000が充実、今年はMen'sのラインナップもあります。
今年もクライアント様から撮影画像をご支給いただき、弊社がレイアウトとコーディングを担当しました。
帯や下駄、さらには小物とのコーディネイトも含め、それぞれの商品を詳しくご覧になっていただけるよう、ふんだんに画像を使い見やすいページレイアウトを心がけましたので、お時間があれば是非覗いてみてください。

【関連リンク】
東京ますいわ屋
ゆかた Collection 2010


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

昨日、京都ライオンズクラブ主催の第3回文化講演会「暮らしの中の伝統文化ー床の間という空間ー」に行ってきました。というかクラブのメンバーなので朝からお手伝いを兼ねての参加でした。
京都造形芸術大学の劇場「春秋座」で行われた文化講演全体のタイトルは「床の間 現在 未来」と名付けられ、まず、天明年間より主に西本願寺および全国末寺の表装、また国内や海外の絵画、書蹟、染織品などの文化財修理に携われてきた株式会社宇佐美松鶴堂の宇佐美直秀社長より表装全般に関する基調講演があり、その後華道家元池坊の池坊由紀次期家元が華道の歴史と床の間の変遷を、株式会社春芳堂の伏原佳造社長から表装と床の間に関する雑感、武内建築計画事務所の武内文男所長からは建築の立場から床の間の歴史、そして京都パナホーム株式会社の出竿忠宏社長からは、主に鉄骨プレハブ住宅における床の間の可能性について発言がありました。
本来ならそこからパネルディスカッションが始まるはずだったのですが、時間の都合で、最後に司会役の京都精華大学デザイン学部教授の佐藤敬二氏から、神坂雪佳と建築家藤井厚二を引き合いに、時代とともに変化していく住環境に即した現代の床の間のあり方のサジェッションがあり講演は締めくくられました。

講演の中でパネラーの皆さんの共通のお考えとして、伝統的な床の間の継承も大事だが、形骸化させるのでなく、暮らしの中に季節感や安らぎを取り入れるという本来の趣旨を現代の住環境に柔軟に取り入れる発想と、それを伝える教育の重要性を強調されていたのが印象的でした。
少し前に弊社が企画して、開催にも協力させていただいた「当世絵師風流展」(主催:ネオワークス(現ピージーラボ )・共催:インターナショナルアカデミー ・特別協賛:エプソンピエゾグラフラボラトリー)でインクジェットプリンタによる高精度デジタル版画で和紙に出力した現代のイラストレーターや絵本作家の作品を屏風・掛軸・扇子に仕立てて展示したのですが、このような企画がまた出来ればいいなと思いながら帰路につきました。

▼「当世絵師風流展」の展覧会風景



にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選


久しぶりに穏やかな天気のもと、今日は京都三大祭のひとつ、葵祭が執り行われました。

葵祭は正式には賀茂祭と言い、下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、御所を出発して下鴨神社を経由して上賀茂神社までの約8km、葵の葉を飾った平安時代の装束姿での行列「路頭の儀」が有名なほか、前儀として執り行われる下鴨神社の流鏑馬神事(やぶさめしんじ)や上賀茂神社の競馬会神事(くらべうまえじんじ)など多数の祭儀があります。

今日は勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台の風雅な王朝行列「路頭の儀」が御所を出発するところを見てきました。
牛車(御所車)。勅使の乗る車で、藤の花などが軒に飾られています。
風流傘。
御苑内を行く斎王代。
ちなみに今年の斎王代は六波羅蜜寺山主の娘さんです。
御苑を出て、丸太町通をゆく牛車。こちらは斎王の牛車で俗に女房車。この牛車には、葵と桂のほか桜と橘の飾りがついています。


にほんブログ村 本ブログ 自費出版へ にほんブログ村 デザインブログ グラフィックデザインへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ 人気ブログランキングへ ビジネスブログ100選

前の10件 6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16

からふね屋

株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

からふね屋が運営している「紙と印刷」製品のショップです。

からふね屋の自費出版部門です。

アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。