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祇園祭が終わったと思ったら、もう立秋も過ぎ、暦のうえでは秋です。
今年も六道さんへご先祖さまをお迎えにいってお盆を過ごし、五山送り火でまた見送ります。

そんなわけで、弊社も8月11日(木・祝)から16日まで夏季休暇を頂戴いたします。

上記の期間中はGALLERY&SHOP唐船屋も閉店いたしますが、オンラインショップは通常通り営業しております。
但し、商品の発送は、10日(水)の午後以降の受注については17日(水)からの出荷となりますのでご了承ください。

なお、17日(水)午前9時よりはGALLERY&SHOP唐船屋ともども平常通りの営業となりますので、引続きご用命のほどよろしくお願いいたします。

また27日(土)は第4土曜ですが、振替出勤となります。


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最近この印刷見聞録の更新頻度が少なくなり、サボってるな・・・とお思いのそこのあなた!、実はサボっているわけではないのです。(たまにはサボりますが・・・)

実は弊社ではこの印刷見聞録のほかに、4つのブログもしくはブログ形式のサイトを立ち上げて、そのほとんどを最近は私が更新しているので、ひとつひとつの更新頻度がどうしても少なくなってしまっています。

また、FacebookやTwitterで繋がっている方々にはその都度それぞれのブログやサイトの更新のお知らせをしているのですが、この印刷見聞録のみをご覧いただいている方にも他のブログ(サイト)も是非今後はご購読いただきたいと思い、あらためて紹介いたします。

まず最初は、昨年2月から立ち上げた、ウェブやインターネット関連の記事を中心に更新しているブログうぇぶ事始めです。

■うぇぶ事始め  http://karafuneya.com/web/

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これからウェブサイトを立ち上げようとしている方やサイトのリニューアルをお考えの方を主なターゲットにネット関連の仕組みや用語を解説したり、弊社での制作実例を紹介したりしています。
特にネットやウェブにあまり詳しくない人向けにやさしく、わかりやすく、をモットーに書いています。

次はゆあぶっく

■ゆあぶっく  http://karafuneya.com/your-book/

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こちらは弊社の自費出版支援部門のゆあぶっくを紹介しているサイトで、【制作事例】ではこれまで弊社でお手伝いした自費出版の画集や写真集、絵葉書セット、エッセイなどをブログ形式で更新しています。
本をまとめたいとお考えの方や、画集・写真集を作りたいとお考えの方は是非覗いてみてください。

他には、ふぁん・ふぁん

■たのしい・せんす ふぁん・ふぁん  http://www.karafuneya.com/fun-fan/index.html

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こちらは、専用キットを購入して絵を描いたりコラージュしたりしてオリジナル扇子を作ることができるふぁん・ふぁんのサイトで、みんなの扇子というブログ記事では制作実例を紹介しています。

最後にGALLERY&SHOP唐船屋

■GALLERY&SHOP唐船屋  http://www.karafuneya.com/gallery-shop/00/

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こちらは、弊社の紙雑貨販売店GALLERY&SHOP唐船屋の休業日のお知らせやメディア掲載情報、取扱いブランド紹介などを随時更新しています。


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最近はテレビコマーシャルを流す企業も出てきて、印刷やデザインの業界以外の方にも認知度が上がってきたインターネットを使った「印刷通販」ですが、実は結構歴史があって、インターネットもデジタルプリプレスも普及していない約30年前には、ポストカードなどに特化して版下とポジフィルムなどの画像原稿を郵送して発注するシステムが既に存在していました。

その後、プリプレス(デザイン・版下作成・製版)のデジタル化の進展と、インターネットの高速化と歩調を合わせて、「印刷通販」は急速に普及してきました。

ところで「印刷通販」の魅力は何と言っても低価格、つまり安い!ということです。
それもアイテムにもよりますが、下手すると通常の印刷の1/5ぐらいもあり得るぐらいの圧倒的な安さで、特にサイズが小さく小ロットでの注文は、まったく通常の印刷では太刀打ちできません。

ネット印刷通販はなぜ安い?!

なぜ、それだけの低価格が実現できるかというと、

  1. ネット受付に特化することで、営業マンなどの人件コストがかからない
  2. 印刷可能なインキをプロセスカラーに限定し、かつ選べる紙の種類もある程度絞ることで複数種類の印刷物を同時に印刷する付合せ効果が高い
  3. 全国から受注できるので大量生産が可能になり、24時間設備を稼動させることができ償却コストが抑えられるともに用紙や版材などの仕入れも大量になるためコストが安くなる
などの理由が挙げられます。

ネット印刷通販のデメリット

ですので、安くて、速くて、24時間いつでも注文できると、良いことずくめのように思える「印刷通販」ですが、もちろんデメリットもまたたくさんあります。

  1. 原則として完全データ入稿が求められる
  2. 再発注(リピートオーダー)のとき色が合わない
  3. 対応できる印刷物の種類や紙の種類、印刷色が限定されている
  4. 印刷通販会社の都合で、突然サービスや価格の変更がある
  5. 機械でできる加工に限定されていて手作業が伴う特殊な加工には対応できない
  6. 色校正をとることもできるが、シビアな色合せは向かないうえ、修正などは自己責任で行わなければならない

1.の完全データとは、イラストレーターやフォトショップなどグラフィック系のアプリで制作され、なおかつ印刷現場の製版・出力システムでエラーにならず正しく出力され、色調もプロセスカラーのオフセット印刷の適性に則って制作された入稿用データのことです。間違いなく、きれいな仕上がりの印刷物に仕上げるためには、このデータ作成にある程度専門的な知識が必要とされます。

2.の理由としては、発注のたびに印刷する機械が違っていたり、他の付合せされる印刷物との兼ね合いによって、どうしても色調や色濃度など色の再現性にバラつきがでてしまいます。そのため、発注のたびに商品の色が違ってしまうケースが避けられません。一方通常の印刷では、原則としてその商品のみを印刷する上、前回の見本と見比べながら調整を行いますので、色の再現性のバラつきが非常に小さくできます。

3.については、ファンシーペーパーなどの特殊紙を選んだり、特色による多色刷りやプロセスカラーと特色の組み合わるなどの指定は印刷通販ではほとんど対応できません。

4.は先に見積りだけサイト上で確認して、そのあと時間を置いて発注しようとした時や、リピートオーダーの時など、その間に価格が改訂されていたり、サービスそのものが無くなってしまっているケースも多々あります。

5.は例えば例えば最後の加工が機械で対応できなくて手仕事が必要なケースなどは、別途加工だけ内職加工屋さんなど別の業者に頼む必要があります。

6.については、2.とも関連するのですが、例えば印刷の立会が必要なようなシビアな色調整を求められる印刷物はもちろん「印刷通販」には発注しないでしょうし、また「印刷通販」の場合は色校正をとった時、その色が気に入らなかったときは自分でデータを修正して再入稿しなくてはならないうえ、それでも本番で思い通りの色にならない可能性も十分にあります。その点通常の印刷であれば、営業やプリンティングディレクターなどが適切なアドバイスをしてくれたり、現場サイドで修整(有料の場合もあります)してくれたりします。

したがって、このようなデメリットを見ていくと、ネット印刷通販に向いた印刷物には、

  • 小ロット
  • 紙質や仕様にあまりこだわらない
  • 単発(リピートが発生しない)で製作
  • 厳密な色合いを求めない

といった条件が当てはまります。

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先日、本家(初代・二代目社長宅)の納屋を整理していたら、こんな額装された絵が出てきました。

おそらくその昔、店頭に看板がわりに飾られていたものだと思います。

画は桃太郎が、直筆で絹地に描かれていますが、署名も落款も見当たらないので誰の手によるものかもわかりません。
そしてなぜ「桃太郎」なのかも不明です。

額の傷みが激しかったのですが、何か手がかりがないかと中を開けてみると

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もう1枚、額の中からこちらは和紙にやはり手描きの書画が出てきました。
こちらはお目出度い図案ですので、お正月に飾ったものでしょうか?

いつの時代もものか、誰が描かれたのか、いっさい手がかりになるものはほかにありませんでしたが、唯一電話番号が、以前このブログで紹介した65年前の弊社初代の年賀状(印刷見聞録「60年前の年賀状」)に表記されていたものよりさらに古そうなので、おそらく戦後間もなしか、あるいは戦前のものと推測されます。

とりあえずは会社の倉庫に丁寧に締まっておくことにしますが、何かお心あたりやヒントをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


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今回のテーマは「著作権」です。
印刷業界にとっても古くて新しい、ある意味永遠に続く問題かもしれません。

ところが、いざブログの記事にしようとすると、あらためて自分自身の知識と理解のあまりの無さに気づき、慌てて参考文献を探して、比較的最近刊行されて、なおかつわかりやすそうな一冊を手に取りました。

「おとなになる前に読みたい、教養としての著作権の話」というコピーが表紙に書かれていて、表題のちょうど三倍の年齢に達している筆者としては、ちょっと遅きに失するかもしれないと思いながら読み進めましたが、具体例をふんだんに紹介しながら、著作権全般についての話を非常にわかりやすく解説されていて大変勉強になりました。

そして著作権とは、創作者の権利を守り、きっちりとその報酬が還元されるために存在するのですが、ただ「創作のコピーを作りそれ売って対価を得る」という旧来の著作権ビジネスモデルは、デジタル化があらゆる分野で進んで、だれでも簡単にコピー(複製)ができる今の時代には、旧来のモデルとは変わっていく必要があることもよく理解できました。

また、
  • 超人気漫画だった「キャンディ・キャンディ」はお蔵入り?
  • ミッフィー対キャシー(ハローキティのキャラクター)事件の「粋な解決」
  • Twitterのつぶやきはテレビなどのマスメディアで転載自由?
  • 「4小節以内なら許可は不要」は都市伝説?
など、著作権にまつわるちょっとしたウンチクネタも楽しめましたので、興味のある方はぜひご一読ください。



ところで、印刷業界で著作権に関係してよく問題となるのが、印刷の版やデータの所有権の所在。いわゆる「版権問題」です。
つまり印刷に使用するフィルムや刷版、あるいは印刷出力用データは、発注者と受注者のどちらのものか?」という議論ですが、これらは法律上、印刷制作の途中に発生する「中間生成物」と呼ばれ、その所有権は受注側に帰属することが過去の判例からも認められています。

したがって発注者がこれらの「中間生成物」の譲渡を要求する場合は、制作に費やされた労力や知識・技術に応じた費用の支払いが必要となると考えるのが一般的です。

とはいえ、もし受注者と発注者の間で「中間生成物」の譲渡が有償によって成立したとしても、発注者はまだ自由にその「中間生成物」を使って印刷物を作成することはできません。

なぜなら、「中間生成物」には、テキストや写真、イラストなどの著作物が含まれていて、それぞれに執筆者やカメラマン、イラストレーターらの著作権が存在してので、これらの権利処理が行われない限り本来は発注者も自由に複製(この場合は印刷)することはできないのです。

実際には、これらの権利処理をすべての案件で細かく履行していくことは現実的ではないかもしれませんが、すくなくとも発注者と受注者の双方が版権の所在と著作権の存在を認識していることは非常に大事なことだと思います。

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今さら聞けない印刷用語集 その24「プリフライトチェック」
今さら聞けない印刷用語集 その25「校正」


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以前の「今さら聞けない印刷用語集」では色校正を取り上げたことはありますが、今回は文字校正を中心に少し思うところを書いてみたいと思います。

文字校正と言えば印刷に欠かすことのできないものですが、昨今はインターネット上でも文字によるコンテンツが溢れていて、その分量だけでいえば印刷物をすでに凌駕しているかもしれません。

活版印刷時代だと、文選・植字を済ませ、校正機で刷ったゲラ刷りを、原稿(もちろん手書き)とつきあわせて読み比べ、その後は写植機から出力した印画紙を台紙にレイアウトした版下をコピーして校正していました。

それが、デジタル時代の昨今は原稿もWordなどテキストエディターソフトで入力したものを入稿、校正はPCや他のデバイスの画面などでPDFデータを見ながら行うことが増えてきました。

そして、校正作業のことを「赤を入れる」といいますが、実際に以前はゲラ刷りや版下コピーに校正した内容を主に赤ペンで書き込んでいましたが、最近は校正用に送ったPDFデータ上に校正内容を書き込んで保存して送り返すことも可能になっています。

ただ、校正をお願いする立場から言わせていただくと、「赤入れ」より合理的だと思われるPDF校正ですが、意外と紙に赤で書かれた校正の方が見やすくて作業効率がかえって良かったりするのです。(あくまでも個人的な意見ですが・・・・)

ですので、お送りしたPDFを一旦出力していただき、そのプリント紙に赤入れしたものをスキャンして返信、こちらでさらにそれをプリント出力してそれを見ながら修整作業を行うほうが若干手間が掛かりますが、結果的に修整作業の効率もよく、見落としや間違いも少なくなるように思います。

また、Wordなどで作ったテキストデータで入稿していだく方の中に時々いらっしゃるのですが、校正を戻すとき赤入れなど修整箇所を明示したものを返すかわりに、修整内容を反映したWordデータを再入稿していただく場合があるのですが、これはできれば止めていただきたいのです。

なぜなら、入稿していただいたテキストデータは、そこから製作側でレイアウトソフト上でフォントの種類や級数の指定、それに改行や字詰調整などの作業を経ているので、 校正後にまるごと差替えのテキストデータを渡されると、また一からレイアウト作業を全部やり直さないといけなくなるのです。

おそらく校正される側は良かれと思ってそういう形で戻されていると思うのですが、その場合はせめて修整した箇所のテキスト部分だけ赤など色を替えていただけますと大変助かります。

最後に、校正とよく似た言葉に「校閲」がありますが、その言葉の意味は少し違いがあります。
具体的には

  • 校正・・・原稿と見比べて間違いを見つけたり、また明らかな誤字脱字をチェックする
  • 校閲・・・原稿に書かれている意味や内容をチェックして誤りを修正する

という違いがあり、校閲のほうがより専門性が求められていて大手出版社などでは専門の部署を社内に持っています。

いずれにせよ印刷はもちろんのことインターネットの世界でも文字や内容の間違いは致命的な問題になる可能性があり、校正・校閲の重要性はこれからも上ることはあっても下ることはなくなりません。

ですので校正を出す側も見る側も、お互いに相手にとってわかりやすく、意図や意志が伝わりやすい方法を常に心がけたいものです。


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プリフライトチェックとは
オフセット印刷でせっかく入稿したデータに問題があった場合、データが差し戻されてしまい、余分な時間や手間がかかったリ、印刷した結果文字化けや画像の問題が起こってしまって刷り直しになる、など費用がかかってしまうケースも出てきます。

そこで事前にデータに問題がないかをチェックする作業、「プリフライトチェック」を行うことによってトラブルなくスムーズに印刷工程を進むことができます。

プリフライトでチェックすべき項目は

  • フォントが出力側の環境に適合しているか(もしくはアウトライン化されているか)
  • 適切な画像形式になっているか(PSD、EPS、TIFFなど)
  • 画像のリンク切れがないか(もしく は埋め込まれているか)
  • 解像度が低すぎないか(逆に必要以上に高すぎないか)
  • カラー形式はCMYKになっているか
  • 罫線が細すぎないか
  • オーバープリントが適切に指定されているか

などを調べて、出力に問題ないかどうかを確認します。

では、具体的にはどうするかというと、印刷会社や製版会社などには高価なプリフライト用のソフトウェアが用意されている場合があるのですが、入稿側でも簡単にチェックする方法がありますので紹介したいと思います。

InDesignでプリフライト
まず、InDesign(インデザイン)でデータ作成した場合は、InDesignに付属しているプリフライトチェック機能を使うことができます。

手順としては、まずチェックしたいドキュメントを開いて、「ファイル」メニューから「パッケージ」を選択します。(CCバージョンの場合)

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するとドキュメントをチェックした概要が表示されます。

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さらに、左側のメニューから「フォント」を選択すると、使用しているフォントの一覧が表示され、「問題だけを表示」にクリックをいれると、問題のあるフォントだけが表示されます。

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次に、「リンクと画像」メニューを選択すると、リンクされている画像の一覧が表示され、こちらも「問題だけを表示」にクリックをいれると、問題のある画像だけが表示されます。

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さらに「カラーとインキ」メニューで正しくプロセスカラーのみでデータが作成されているか(プロセスカラー印刷の場合)を確認します。

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これだけをチェックしておくだけでも、その後の工程が非常にスムーズに進めることができます。

■Illustratorでプリフライト
次にIllustrator(イラストレーター)でデータを製作した場合ですが、残念ながらIllustrator(イラストレーター)にはInDesign(インデザイン)のようにプリフライト機能は付属していません。

ただその代わりに、「ウィンドウ」メニューから「ドキュメント情報」パネルを開き、

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そして「ドキュメント情報」のオブジェクト画面を選ぶと、不適切なカラーオブジェクトやフォントの有無や、画像のリンク状況などが確認できます。

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またIllustratorのデータをチェックするもうひとつの方法として、InDesignの新規ドキュメントにIllustratorのデータを直接貼り込み、前述のInDesignのプリフライト機能を使ってチェックする方法もあるようです。

Acrobat Proでプリフライト
と、ここまでInDsignやIllustratorでのプリフライト機能を紹介してきましたが、現状で入稿側が行えるもっとも確実なプリフライトチェック方法は、前回のブログで紹介したやり方でInDsignやIllustratorで作ったデータをPDFデータに変換したうえで、そのPDFをAcrobat Pro(アクロバットプロ)でプリフライトチェック方法なのです。

実際には、まずチェックしたいPDFデータをAcrobat Proで開き(Acrobat Readerにはプリフライト機能はありません)、「編集」メニューから「プリフライト」を選択(Acrobat ProDCバージョンの場合)して

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「PDF/X準拠」の中の「PDF/X-1aへの準拠を確認」を選び、一番下の「解析」ボタンを押します。

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すると、解析結果が表示され、特に問題がなければ「問題は検出されませんでした」と表示されます。

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これらのフライトチェックの方法によって完全に出力エラーがなくなるわけではありません(例えば罫線の太さの問題や不適切なオーバープリントはチェックできません)が、それでもプリフライトチェックを必ず出稿前に行う習慣をつけるだけでミスの起こる可能性は非常に小さくなりますので、是非みなさんも実行してみてください。

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印刷用データ製作のための3種の神器ソフト
印刷用のデータ作成には通常Adobe Systems(アドビシステム)社のIllustrator(イラストレーター)、Indesign(インデザイン)、Photoshop(フォトショップ)というアプリケーションソフトが使われます。
データを製作する側も、印刷用に出力する側もこれらのソフトを用意していることが前提となって、いわば共通言語のようなものになっています。

データ入稿の問題点
しかし、同じソフト環境であれば、まったく問題なくデータの互換性が約束されるかというと、そんなことはなくて、製作するPCのOSの違いやバージョンの違い、さらにはソフト自身のバージョンの違い、そしてフォント環境の違いによってデータの再現性が損なわれることが多々あります。

また、制作環境の互換性が守られていても、制作側のデータ作成に不備がある場合(例えばRGBデータの混在など)も制作側が意図した通りの印刷結果になりません。
また、フォント環境が合わない場合、いちいち入稿用にフォントをアウトライン化したデータを別に用意する手間がかかってしまいます。

PDF入稿とは
このような問題の解決策のひとつとして、現在広く活用されているのが「PDF入稿」です。

PDFはもともとAdobe Systems(アドビシステム)社が開発した電子ファイルフォーマットで、特定のPCやデバイスの環境に左右されずに全ての環境でほぼ同様の状態で文章や画像等を閲覧できる特性があります。

その技術を応用し、できるだけ安全なデータ入稿を実現したのが、PDF入稿です。

ただし、印刷入稿用のPDFデータは、どんなPDFデータでもよいわけではなく、原則としては前述のAdobeソフトを使って製作したデータをPDF-Xという規格に則った形で変換する必要があります。
また、RGBデータの混在などの問題もCMYKには変換はされますが、決して適性なデータになるわけではないので、あくまでも印刷用データとして適性なものを準備する前提は外せません。

具体的印刷用PDFデータを製作するには、IllustratorやIndesignにPDFで出力する機能が備わっていて、その機能を使ってPDF-X形式を選択してデータを書き出します。

PDF入稿データの作り方
簡単にその方法を解説しますと、(実際には発注する印刷会社に事前にご相談の上入稿されることをお勧めします)

まず、Illustratorの場合(画面はCC)は出来上がったAI形式のファイルで別名保存を選択し、

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ファイル形式を「Adobe PDF(pdf)」を選択し保存ボタンを押します。

Illustrator_pdf_01.jpg

Indesignの場合は、ファイルから書き出しを選び、

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同じようにファイル形式に「Adobe PDF」を選び保存ボタンを押します。

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次の工程からはどちらのソフトも共通になり、まずAdobe PDF プリセットの項目から「[PDF/x-1a2001(日本)]を選びます。

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次に左側の項目の中から「トンボと裁ち落とし」の画面を選択します。

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そして、「裁ち落とし」にある「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」のチェックボックスにチェックを入れて、下の天・地・左・右の数値が「3mm」になっていることを確認します・

このとき、Illustratorの場合に大事なのは、もともとのドキュメントサイズが仕上がりサイズとまったく同じ設定になっていて、なおかつ裁ち落とし設定も天地左右それぞれ3mmに設定してあることです。

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トンボについては、基本的には設定する必要はありませんが、印刷会社によってはトンボの設定を要求されるところもありますので、その場合は、「すべてのトンボとページ情報をプリント」にチェックを入れ、太さを「0.25pt」に指定します。

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最後に「PDFに保存」もしくは「書き出し」ボタンをクリックすれば、作業は完了です。

pdf_06.jpg

なお、上記のように設定した内容をプリセットに保存しておくと、次回からの設定が簡略化できて便利です。
また、印刷会社によっては独自のPDF書き出し用プリセットを用意されている場合がありますので、その時はそちらを利用した方が確実です。



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今年は閏年
今年は4年に一度の閏(うるう)年、2月29日の話題で結構盛り上がりましたが、一部の業界では、そのほかにもカレンダー関連で盛り上がったというか、やきもきした話題がありました。

それは2017年の六曜問題です。

六曜とは
六曜(六耀)とはほとんどの方がご存知だと思いますが、よくカレンダーの日付に添えられている、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口、の6つの「曜」ことで、旧暦をもとに各日にちに割り当てられています。

普段はあまり気にはしませんが、慶事の日にちを決めるときなどは「大安」がよいなど、現代でも結構生活の中で意識されています。

特に婚礼に関しては当世の若い人たちの間でも「仏滅」だけは避けたいという声が多いため、ブライダル業界では非常に重要なファクターになっています。

2つのカレンダー問題
ところが、来年2017年のカレンダーには2月26日から3月27日にかけて2通りの六曜が存在していたのです。
このためブライダル業界や一部の神社関係者の間でかなりの混乱が見られたそうです。

ではなぜこんな問題が起こったのでしょうか?

六曜の決め方
先にも述べましたが六曜は旧暦をもとに決められていて、具体的には旧暦の1日を起点に先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口を順に当てはめられていきます。
しかも旧暦の月が新しくなると、六曜の起点が変わり、例えば旧暦の1月は先勝から、2月は友引から、3月先負からと、それぞれ初日の六曜が順に繰り上がるのです。

そして旧暦の日付は月の満ち欠けと連動していて、地球と太陽の中間に月が位置する「新月」の日が旧暦の1日です。

2017年2月の新月は
ところで2月の新月になる日が17年は「26日午後11時58分」。

しかしこれはあくまでも計算上の予測であり、実は月の満ち欠け、つまり月齢は一定ではなく、ブレがあるため、正確に予測するのはとても難しく、5年、10年のスパンで月例を計算すると誤差が増幅し、六曜などの決め方に影響が生じてしまうそうで、そのため27日が「新月」と見るカレンダーも存在しているようです。

国立天文台の暦要項
ただ、この問題はその後一応の結論がでました。

と言いますのも、今年の2月1日に国立天文台から2017年暦要項の発表があり、正式に2017年2月26日午後11時58分が新月である事が確定しました。

したがって以後に作成されるカレンダーはこの確定した新月をもとに旧暦1日を設定し、それに併せて六曜を当てはめればよいわけです。

弊社でも毎年いくつかカレンダーの発注をいただいており、社内でカレンダーの玉(日付)を入力するとき、よく春分の日や秋分の日は毎年変わるので気をつけているのですが、来年分を製作するときは六曜も気をつけないといけませんね!


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UV(紫外線)と印刷の関係は?

立春はとうに過ぎましたが、まだまだ寒い日が続き、暖かな日差しが待ちわびしい今日この頃ですが、今回のテーマは「UV」、つまり紫外線です。
昨今は日焼けの元凶としてあまり評判がよくない紫外線ですが、実は免疫力を高めたり、殺菌・消毒効果があったり、ビタミンDを体内に生成したりと、効用面もいろいろあります。

でも、このブログではお肌や健康の話題はさておき、今回の印刷用語集のテーマはその紫外線を利用した「UV印刷」についてです。

印刷と紫外線、一見関係がないようですが、普通、印刷用の油性インキは主に空気中の酸素との反応(酸化重合)によって自然乾燥するのに対し、印刷インキの中には、UV(Ultra violet)を照射することによって硬化させ、即時に乾燥するものがあります。
このUVインキをつかって、UV照射の機能の付いた印刷機で印刷するのが「UV印刷」と呼ばれるものです。

印刷技法的には、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などで活用されていますが、特に最近は短納期化の流れに乗ってオフセット印刷での普及が進みつつあります。

UV印刷の特徴は?

このUV印刷の特徴としては、

1.乾燥が早い
通常の油性インキは自然乾燥のため、紙質にもよりますが長いものでは48時間以上かかるのに対し、UVインキは瞬時(0.数秒)で硬化します。
したがって裏映り(汚れ)の心配がなく、即時に裏面印刷や断裁などの後加工に取り掛かることができ、作業効率が格段に良くなります。
また、自然乾燥の遅い特殊紙(例えば竹尾さんではUV印刷を推奨している紙がいくつかあります)、合成紙(ユポなど)、トレーシングペーパーやメタル系の用紙なども、UVインキであれば速乾なのですぐに次の工程に進めます。

2.摩耗にたいする耐性が高い
油性インキは後加工などで擦りキズが付いたりすることがありますが、UVインキは乾燥したときインキの皮膜表面の硬度が非常に高いため、キズなどがつきにくい特性があります。

3.環境にやさしい
UVインキはインキ乾燥に伴う溶剤、VOC(揮発性有機化合物:常温常圧で揮発する人工的に合成された物質)を含まず、また排ガス(炭酸ガス)も発生しません。また、そのために処理設備も不要で、省エネルギーにつながります。
さらに最近は乾燥装置の光源が従来のランプ方式からLED方式に進化しつつあり、消費電力の削減にも繋がっています。
4.スプレーパウダーを使わないので不純物が付着しにくい
UV印刷の場合は裏付き防止のスプレーパウダーを使用しないので、不純物を嫌う食品や医薬品・化粧品向けの包装紙やパッケージなど衛生面を気遣う印刷製品に向いています。

デメリットもある?

このようにいいとこだらけに思えるUV印刷ですが、もちろんデメリットもあります。

  • 基本的に資材(インキ、ローラ、ブランケット)・設備(光源や照射装置)などが高価
  • 後加工で折り加工の必要な場合、折り目に背割れ(罫割れ)が生じやすい
  • 油性インキに比べて若干インキ部分に光沢が出にくいなど色管理が難しい
  • 光源によっては発熱で高温になって用紙によっては伸縮や反りが生じる場合がある

ただ、デメリットについては、個々の印刷会社の環境によっても違ってきますので、詳しくは発注先の印刷会社にお問合せいただき、よくご相談のうえ、ご検討いただきたいと思います。

もちろん、弊社でもUV印刷に関するご相談はよろこんでお受けいたしております。

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からふね屋

株式会社からふね屋は大正10年創業の印刷会社です。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。